2014年10月28日火曜日

【特別講演】「鍼灸医療の実際 本治法と標治法」 なぜ局所治療だけではいけないのか?・・・新医協全国研究集会のお知らせ

新医協が主催する第65回全国研究集会が、
11月8日(土)~9(日)に行われます。
 

9日(日)に行われる鍼灸部会特別講演では、東洋医学を取り入れてパーキンソン病の治療しておられる水嶋クリニック院長 水嶋丈雄先生をお招きして、現代医学における鍼灸治療の意味と立ち位置の確立についてお話いただきます。

 【特別講演】 
「鍼灸医療の実際 本治法と標治法」
なぜ局所治療だけではいけないのか?

 
日時:11月9日(日)13:30~15:00
会場:ラパスホール(大塚駅より徒歩5分) 
講師:水嶋クリニック院長 水嶋丈雄先生

漢方医学を勉強するときまず「傷寒論」を読みなさいと言われます。傷寒論をひも解くと温鍼は禁であるとか経絡をうんぬんという記述が目にとまります。かつては湯液と鍼灸は東洋医学の両輪だったのです。しかし、現在鍼灸師の置かれている立場は決して良いも のではありません。鍼灸学校を卒業してもまともに仕事ができる人はその1/3といわれます。なぜなのかそれは鍼灸の「本」をないがしろにしてきたためなのです。そこで、まず鍼灸治療のやり方、鍼灸治療の意味、その適応疾患を詳しく解説していきたいと思います。特に「本治法」という鍼灸治療は古典でいう経絡の存在を無視してはできません。しかしながら現代鍼灸はその経絡を無視して治療しようという動きがあるのも現実です。また、鍼灸の各大家はどうしてか自分の流派を作ることに腐心をしています。流派ができると往々にしてその指導者の言葉だけが独り歩きをしてしまう傾向があります。しかし、各流派にはそれぞれの優れた点もあります。現代の鍼灸界の現状や各流派の特徴、その長所と欠点を 知ることは鍼灸治療をすすめる上で重要な要因です。次に本治法と標治法の違い、またその診断の仕方を詳しく勉強してから、その応用問題としてパーキンソン病の鍼灸治療の考え方と治療方法を実技を交えて解説いたします。鍼灸治療が現代医学の中で確固たる地位を占めることこそが鍼灸師の地位向上につながると考 えます。

その他、鍼灸領域プログラムの一般演題
○逆子の治療 細見喜世
○子午流注について 村田渓子


●参加費・・・チケットは2日間有効です
学生1000円/会員2500円/一般3500円


●参加申し込み・お問い合わせ
TEL&FAX:03-3358-0534(新医協鍼灸部会事務局 松本)
Mail:shinq-bukai-jimukyoku06@pop.707.to
お名前・人数・所属・ご連絡先をお知らせください。

新医協鍼灸部会広報部
http://shinikyo-shinkyu.com/